土井隆雄さん宇宙航海日誌
3月11日  Flight Day 1

土井さんら7人のクルーと「きぼう」日本実験棟船内保管室をのせたスペースシャトル「エンデバー号」は、米国東部夏時間3月11日午前2時28分(日本時間2008年3月11日午後3時28分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられました。エンデバー号の打上げとしては21回目、スペースシャトルの打上げとしては122回目となりました。いよいよ「きぼう」の組立てミッションが始まりました。








3月12日  Flight Day 2

土井さん達宇宙飛行士は、機体の損傷点検のために、SRMSを操作してOBSSを把持し、その後、OBSSを使用した翼前縁部とノーズ・キャップの点検作業を行いました。検査結果は、分析のために地上に送られる予定ですNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられました。エンデバー号の打上げとしては21回目、スペースシャトルの打上げとしては122回目となりました。いよいよ「きぼう」の組立てミッションが始まりました。


3月13日  Flight Day 3

土井宇宙飛行士ら7人のクルーを乗せたスペースシャトル「エンデバー号」は、日本時間3月13日午後0時49分(米国中部夏時間3月12日午後10時49分)に国際宇宙ステーション(ISS)へドッキングしました。 ドッキング後、3月13日午後2時28分にISSとスペースシャトル間のハッチが開かれ、土井宇宙飛行士らSTS-123クルーがISSへ入室しました。

ウェイクアップコール 飛行3日目、エンデバー号のクルーは、日本時間3月13日午前4時59分に土井宇宙飛行士のために、“ゴジラvsスペースゴジラ”の戦闘シーンの曲と、ブルー・オイスター・カルトの曲“Godzilla”を組み合わせた曲で起床しました。



3月14日  Flight Day 4

スペースシャトル・エンデバーで国際宇宙ステーション(ISS)に到着した土井隆雄さんらは日本時間14日午前、日本初の有人宇宙施設「きぼう」の船内保管室をISSに取り付ける作業を始めた。今回の任務の最大のヤマ場となる。完了までには約9時間かかる見込み
スペースシャトル「エンデバー号」で運ばれた「きぼう」日本実験棟の船内保管室が、日本時間3月14日午後5時58分に、国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)へ取り付けられました。これで、ISSは日本、米国、ロシア、カナダ、欧州の構成要素からなる文字通り国際的な施設となりました。
















3月15日  Flight Day 5

船内保管室入室前に地上と交信する土井宇宙飛行士(左)とウィットソン宇宙飛行士(右)(提供:NASA) 日本時間3月15日午前10時23分に「きぼう」日本実験棟船内保管室のハッチが開けられ、午前10時30分に土井、ペギー・ウィットソン、リチャード・リネハン宇宙飛行士が船内保管室へ入室しました。日本が開発した最初の有人宇宙施設に日本人が初めて乗り込む、歴史的瞬間となりました。





3月16日  Flight Day 6

日本時間3月16日午前8時49分から、7時間8分にわたり第2回船外活動が行われ、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の組立て作業が行われました。船内保管室内では、引き続き、土井宇宙飛行士らによる整備作業が行われました。











3月17日  Flight Day 7

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の腕のブレーキ試験や、「きぼう」日本実験棟船内保管室内での作業、NASAの広報イベントなどが行われました。
土井宇宙飛行士は、まず自転車エルゴメータを使った運動をすることから1日を開始しました。
ご自身の食事を確認される土井さん
その後、船内実験室を打ち上げる次の1J(STS-124)ミッションに向けた準備作業を行いました。1J(STS-124)ミッションの過密なスケジュールの中で効率よく作業を進めるため、船内保管室に搭載されて打ち上げられて1J(STS-124)ミッションで使用する物品を、作業時に使用しやすいように整理しておきます




3月18日  Flight Day 8

日本時間3月18日午前7時51分)から、6時間53分にわたり第3回船外活動が行われ、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の組立て作業が完了しました。船内では、「きぼう」日本実験棟船内保管室に搭載した機器の整備作業が行われました。
第3回船外活動終了後、デクスターがISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に再度把持され、取外し可能型スペースラブパレット1(Spacelab Pallet-Deployable 1: SLP-D1)から取り出されました。デクスターはSSRMSに把持されたまま一晩待機し、明日、「デスティニー」(米国実験棟)外壁に移設される予定です。


3月19日  Flight Day 9

「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)が、「デスティニー」(米国実験棟)へ移設されました。土井宇宙飛行士は、JAXA教育プロジェクトや、「きぼう」船内保管室内で作業を行いました。
土井宇宙飛行士は、起床後約1時間にわたり運動を行った後、JAXA教育プロジェクトを行い、宇宙連詩DVDと「宇宙と生命」を学ぶ教育ミッションで運んだアサガオ、ミヤコグサの種子、ミジンコ休眠卵などのサンプルを船内保管室内に保管しました。
1J/A(STS-123)ミッションには、日本の研究者が、欧州宇宙機関(ESA)の実験装置を用いて実施する植物実験の試料が搭載されます。



3月20日  Flight Day 10

JAXAの広報イベントとして、国際宇宙ステーション(ISS)と首相官邸をつなぎ、福田総理大臣と土井宇宙飛行士の交信が行われました。また、クルー全員が参加してのNASAの広報イベント、第4回船外活動の準備などが行われました。

JAXA広報イベント時の首相官邸の様子

土井宇宙飛行士は、飛行8日目の就寝前に、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)の中でブーメランを飛ばしました。微小重力環境下でも、きちんと手元に戻ってきたとのことです。



3月21日  Flight Day 11

日本時間3月21日午前7時04分から、6時間24分にわたり第4回船外活動が行われ、故障した遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)の交換、軌道上でのタイル修理試験、「ハーモニー」(第2結合部)の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に設置されている打上げ時の固定機構の取外しなどが行われました。 宇宙連詩との記念撮影

船外活動でタイル修理試験の準備をするクルー

土井宇宙飛行士は、約1時間の運動を行ったほか、終日、物資の移送作業を行い、ISSへの補給物資をエンデバー号から運び込み、またISSから持ち帰る物資をエンデバー号に積み込む作業を行いました。土井宇宙飛行士は今回のミッションでロードマスター(物資移送責任者)を務めており、スペースシャトル/ISS間での物資移送作業を取りまとめています。移送作業の前後には地上と交信して、作業項目の確認を行っています。



3月22日  Flight Day 12

土井宇宙飛行士は、ドミニク・ゴーリ、グレゴリー・ジョンソン両宇宙飛行士とともに、SRMSとOBSSを使用した機体の後期点検を行い、翼前縁とノーズキャップの強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)の検査を行いました。得られたデータは地上で解析されます。
国際宇宙ステーション(ISS)では、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用したスペースシャトル「エンデバー号」の機体の後期点検や、これまで「デスティニー」(米国実験棟)内に設置されていたEXPRESS-3ラック、微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)ラックを「コロンバス」(欧州実験棟)内へ移設する作業が行われました。



3月23日  Flight Day 13

日本時間3月23日午前5時34分から、6時間02分にわたり、今回のミッションでは最後となる第5回船外活動が行われました。                 OBSSのSRMSからSSRMSへの受渡し(提供:NASA)
第5回船外活動では、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)のS1トラス上への取付け、材料曝露実験装置6(Materials ISS Experiment: MISSE-6)の「コロンバス」(欧州実験棟)への取付け、右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の点検などが行われました。 OBSSのSRMSからSSRMSへの受渡し(提供:NASA)












3月24日  Flight Day 14

半日の休息がとられ、クルーは家族との交信などを行い自由時間を過ごしました。クルー全員での記念撮影(提供:NASA) その後、恒例となっている軌道上共同記者会見が行われ、STS-123クルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルー全員が「コロンバス」(欧州実験棟)に集合し、日本や米国の報道関係者からの質問に答えました。会見後、クルー全員での記念撮影も行われました。



船内保管室での記念撮影



3月25日  Flight Day 15

土井宇宙飛行士らをのせたスペースシャトル「エンデバー号」は、日本時間3月25日午前9時25分に国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、帰還の途に就きました。
エンデバー号のクルーとISSのクルーは、分離前にお別れの挨拶をし、3月24日午後4時49分(日本時間3月25日午前6時49分)にエンデバー号とISS間のハッチが閉じられました。
分離後、ISSの周りを1周と少しまわり、今回のミッションで「きぼう」日本実験棟船内保管室と「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)が取り付けられたISSを、写真とビデオで撮影しました。
ウェイクアップコール エンデバー号のクルーは、3月25日午前0時43分、土井宇宙飛行士のために、土井宇宙飛行士夫人からのリクエストでかけられた、土居裕子さんが歌う童謡“ふるさと”で起床しました。ウェイクアップコールを受けた土井宇宙飛行士は、以下のコメントを述べました。
「Good morning.. みなさんおはようございます。もうすぐふるさと地球に帰ります。みなさんとまた会えるのを楽しみにしています。 We are coming home. Thank you very much.」


3月26日  Flight Day 16

軌道調整や機器の点検、クルーキャビン(船内)の片付けなどの帰還に向けた準備や、広報イベントが行われました。 スペースシャトル「エンデバー号」では、飛行17日目のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への帰還に向けて軌道調整が行われ、飛行制御システム(Flight Control System: FCS)の点検、姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)のスラスタ噴射試験、クルーキャビン(船内)の片付けやKuバンドアンテナの収納などが行われました。
土井宇宙飛行士は、クルーキャビンの片付けや、レオポルド・アイハーツ宇宙飛行士らとともに、アイハーツ宇宙飛行士が帰還時に使用するシートの設置などを行いました。NASA広報イベントにも参加し、就寝前にはクルー全員で、軌道離脱手順の確認を行いました。








3月27日  Flight Day 17

土井宇宙飛行士らをのせたスペースシャトル「エンデバー号」は、日本時間3月27日午前9時39分に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)へ無事着陸し、15日と18時間11分にわたるミッションを終えました。

















 
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      宇宙日本食

おかゆ

いわしのトマト煮

しょうゆラーメン


さんまの蒲焼

       Flight Day 8



「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)


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Flight Day 11

土井さんが撮影したオーロラ


エンデバー号から撮影されたISS

Flight Day 12

ハーモニー内で作業する土井さん

第五回船外活動の準備

Flight Day 13

第五回船外活動をするマイケル・フォアマン飛行士

船内保管室でベンケン飛行士と

Flight Day 14

クルー全員集合

Flight Day 15

分離後にエンデバー号から撮影されたISS

分離後にエンデバー号から撮影されたISS
       
分離後にエンデバー号から撮影されたデクスター

Flight Day 16

広報イベントの様子

フライトデッキでの作業

       Flight Day 17